2013/09/13

現代アート書展



古くからの友人にご案内をもらい、左にある「現代アート書展」へ行ってきました。元々書道は好きで、いつか習いたいと思っています。私にとって”書道”はお手本を見ながら、それに近づくように丁寧に書いて、その後先生に赤で直してもらう...といったレッスンをイメージします。しかし、ここで見る”書道”は、それとは少し違います。

  タイトル通り、”アート”でした。会場の作品の横に書かれていた言葉(おそらく先生のコメント)を少しずつ借りながら紹介すると...

  「『漢字』とは不思議なもので、(山なら山、川なら川...というふうに)その対象物の原型をどこかに残している「ビジュアルイメージと解釈したい」とおっしゃっているように、その『漢字』を墨の濃淡、紙の余白の取り方でその漢字の意味、意味からイメージする世界観が実に表情豊かに表現されています。

  中には、そのまま酒のラベルに使えそうな作品があったり、ひらがなで擬態語がいくつか書かれていて、それが”その状態”をとてもよく表しているので、まるで梅干しを見たら口の中にツバが出てきてしまいそうな、”う〜ん、飲みたい!”と見る側に思わせるような作品があったりします。その作品もビール会社の夏の宣伝に使えそうでした。

  「銀河」はまさに”銀河”。この漢字二文字と半紙と墨と水でその宇宙、星を感じさせる世界を描いてしまうのでスゴイです。「海」という作品は、先生も書かれていましたが、その漢字の部位が”波”に見えます。

  作品紹介の言葉には、こんな言葉も続いていました。

「書は一瞬の霊性の発動によって生まれる」

「漢字と言う人工物がその生まれ故郷の大自然のふところに先祖帰りするようなアニマ(聖霊)を漂わせている。漢字は伝達記号ではあるが、シャーマニズムのDNAを失ってはいない。」

  どの作品を見せてもらっても、この書道家の皆さんはそれぞれ、宇宙とつながってイメージを降ろされているのではないかと思ってしまいました。(こう表現させてもらうことを許してもらえるのであれば...)宇宙を表現してくれる”チャネラー”なのではないかと感じました。

  外国語も勉強したいけれど...、中国から伝わった漢字も日本語もとても奥が深く...せっかく漢字を読んだり、書いたり(これはめっきり弱くなって来ているけれど...)できるように教育してもらってきたので、その知識も大事にしながら、過ごしてみたいなと思う時間をもらいました。

  書道というツールを使って”チャネラー”の方々が表現される”宇宙”を体験しに、もし良かったら見に行ってみて下さい♪ 新しい発見に出会ってもらえるのではないかなと思います。もしかしたら、こういうのは案外、こどもたちの方が表現するのも鑑賞するのも得意かもしれませんね。

会場は、
表参道交差点すぐのギャラリーです。

詳しくは、こちらをご覧ください → ☆★☆

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